6月2011

連載「タウンズウェブセレクト」第5回 東京・多摩のおみやげ「珍々亭の油そば」

東京・多摩のおみやげ」に登録している商品615点の中から「タウンズウェブ」編集部がお薦めする逸品をご紹介します。

ゆでたての中華麺(めん)にしょう油ダレとラードを絡め、好みで酢とラー油をかけて食べる汁なしの「油そば」。B級グルメの代表格、油そばを53年前に考案した元祖といわれ、50年以上にわたり行列の絶えない「珍々亭」(武蔵野市境)の油そばが、自宅で手軽に味わえる。

「珍々亭」通販事業部のコロンビアコーポレーション(武蔵野市境南町)から売り出されているのは、一人前たっぷりの麺(225㌘)と特製タレ、ラード、酢、ラー油、チャーシュー、メンマのセット。すべて珍々亭と同じ食材で、タレ、ラー油、上質の豚肩ロースを使った歯ごたえのあるチャーシューは同店の自家製だ。3人前の「油そば(並)」(1650円)と、チャーシューが計10枚入った2人前の「チャーシュー油そばセット」(1700円)がある。作り方は簡単。同封の写真入りのレシピに従い、麺をゆでるだけで、珍々亭の独特のこくと香りのある油そばができあがる。

同店は1954年の創業。その4年後、現店主の小谷桂一さんの父親は、毎晩のように飲みに来ていた近所の会社員たちから「酒の肴(さかな)になるようなものがほしい」と言われた。その時、頭に浮かんだのが、以前、親戚から聞いた「四川料理店のまかない料理に汁なしそばがある」との話。試行錯誤の上に作り出したのがしょう油ダレとラードを麺に絡ませるという「油そば」だった。

これまでにない中華麺メニューは、常連の会社員だけでなく、近くの亜細亜大生の間で評判となり、行列ができるように。テレビなどで活躍する元プロ野球選手のパンチ佐藤さんも亜細亜大在学中に足しげく通っていた一人だ その後、全国に散らばった卒業生らの口コミで油そばの存在が広く知られるようになり、他店のメニューにも載るようになったという。
地方に住む元学生やファンから「昔、食べたあの味をもう一度食べたい。送ってもらえないか」という声が寄せられるようになったことから、同店では持ち帰り(並1食600円)と宅配を始めたが、宅配は手間がかかることから、2010年4月からコロンビアが通販を手掛けることになった。


infomation

◆コロンビアコーポレーション株式会社
TEL:0422-30-9527
FAX:0422-30-9528
メール:info@columbiacorp.co.jp
URL:http://www.rakuten.co.jp/chin-chin-tei/

 

◆珍々亭
11時から売り切れじまい
日曜、祝日定休
武蔵野市境5−17−21(武蔵境駅北口徒歩12分)
TEL:0422-51-2041

風景写真家の瀬戸豊彦さんが東京の雲の写真集を出版、6月3日から写真展も

 

 

写真集「桜・武蔵野」や「昭和記念公園の四季」などで知られる風景写真家の瀬戸豊彦さん(65=昭島市大神町)が、東京の上空に浮かぶ様々な形や種類の雲を撮影した65点を収録した写真集「雲 Tokyo SKY Symphony」が、近く出版社「ネット武蔵野」(小金井市本町)から刊行される。6月3日からは写真展「東京で見た雲のドラマ」を昭和記念公園花みどり文化センターで開き、全倍サイズ(60×90㌢)を中心に大型カラー写真32点を展示する。

瀬戸さんは今年3月までテレビ朝日の報道カメラマンを務めていた。仕事の傍ら、1990年ごろから東京の自然をスチールカメラで撮影を始め、都内各地で写真展「東京の桜」「東京の四季百景」などを開催し、好評を博してきた。 雲を撮り始めたのは1995年ごろから。「桜や風景の写真は良い形の雲を背景に撮ると良い写真になるので、雲に注意を払っているうちに、次第に雲の雄大さ、神秘的でドラマチックなところにひかれ、雲を中心に撮ることも多くなってきました」と瀬戸さん。その後、猛暑やゲリラ豪雨など異常気象やそれに伴う災害を報道でも取り上げられるようになり、ますます関心を寄せるようになっていった。

 

昨年7月、雲だけでは初の写真展「東京で見た忘れられない雲」を昭和記念公園花みどりセンターで開催し、台風接近時の積乱雲や集中豪雨をもたらした夏の積乱雲、秋のすじ雲やうろこ雲、夕焼けなどの写真を展示したところ、大きな反響を呼び、写真集発行につながった。 写真集は「おだやかに」「神秘的に」「雄大に」「輝かしく」の4章に分かれ、この15年間に撮影した作品を収録。撮影日の「天気図」、雲の種類一覧、雲の撮影のコツなども併せて掲載している。

 

写真展には本に収録した作品を中心に約30点を出品。昭和記念公園で撮影した初夏のすじ雲、秋の羊雲、冬の寒波襲来時の雲、八王子市内で撮影した夕焼けなどのほか、テレビ朝日の元カメラマン、平間節さんが東日本大震災のあった3月11日の夕刻、江戸川区内で撮影した空とスカイツリーの写真も出展する。それぞれの写真には撮影当日の天気図と当日の気象の特徴や雲の解説文を添える。「大空の広がる雲を見ると心が安らぎます。多くの人に足を運んでいただけたらうれしいです」と瀬戸さん。

 

写真(上)は2010年7月18日に立川市で撮影した巻雲、(下)は2008年9月30日に立川市・昭島市で撮影した積雲。

◆写真集「雲 Tokyo SKY Symphony」 B4判変形(縦232×横274㍉)、オールカラー、72㌻。税込み2000円。売り上げの一部は東日本大震災の義援金として寄付する。《問》042-382-5770ネット武蔵野。

◆写真展「東京で見た雲のドラマ」 6月3日-7月21日9時半-17時、昭和記念公園花みどり文化センター(立川駅北口徒歩15分、またはモノレール立川北駅徒歩5分、同公園曙口近く)。入館無料。《問》042-526-8787同センター。
◆スライド・トークショー「東京の雲の見方・撮り方」 7月10日14時-15時半、昭和記念公園花みどり文化センター。東京の雲の特徴、雲の撮影の方法などを話す。定員50人、当日受け付け、無料。《問》042-526-8787同センター。

岡倉天心ゆかりの六角堂再建支援の企画展を三鷹市内で開催

6月3-15日(9日休み)11-19時(8日と最終日17時まで)しろがねギャラリー(三鷹駅南口徒歩5分)。3月の東日本大震災による津波で流失した、岡倉天心の設計による登録有形文化財建造物「六角堂」(茨城県北茨城市、茨城大学五浦美術文化研究所内)の再建を支援するため、二つの展覧会が開かれる。

 

日本美術院を創設し、美術評論家、思想家として活躍した天心(1862-1913)は、1903年に訪れた太平洋を望む茨城県五浦(いづら)海岸を気に入り、2年後には海に突き出た岩盤の上に仏堂と茶室を融合させた8平方㍍足らずの六角堂を建て、思索にふける場所として親しんでいたという。翌年には1898年に自身が創立した日本美術院も同地に移し、勤務先のボストン美術館のある米国と五浦を行き来しながら活躍した。また、同地には日本美術院に所属する横山大観や菱田春草、下村観山ら画家が移り住み、制作に励んだ。

 

現在、六角堂や旧天心邸など一帯を管理する茨城大学は震災後、「茨城大学の岡倉天心記念六角堂等復興基金」を設立。台風シーズン前に海中に没した建物の捜索と調査を行う必要に迫られていて、基金はそれらの費用や回収、再建などに充てられる予定だ。

 

この基金に支援しようと立ち上がったのが、作庭家・平井孝幸さん(西東京市)と建築家・村越政治さん(武蔵野市)で、日本の伝統文化を見直す展覧会を企画し、会場に置く「みどりのカーテンハンドブック」の売り上げを、同基金に贈る計画だ。

 

▼日本再考シリーズ第1回作庭家・平井孝幸プロデュース「平井孝幸と仲間達」 6月3-8日。平井さんと日本庭園協会会員の作庭家の作品の写真を展示。みどりのカーテンの作り方のワークショップも。

▼日本再考シリーズ第2回建築家・村越政治プロデュース「和のこころ 建築としつらい展」 6月10-15日。伊勢神宮など国内の建築物のほか、風鈴や障子の写真を展示する。

《問》0422-43-3777同ギャラリー。

http://www.shiroganegallery.com/

 

■<ふみ絞染>三谷文子絞り草木染め作品展

6月4−11日(8日休み)10−19時、ぺにや民芸店(地下鉄青山一丁目駅1番、5番出口徒歩3分)。三谷さん(67=国立市中)は、千数百年の歴史を持つ日本の伝統工芸、鹿の子絞りと草木染めの技術を駆使した作品「ふみ絞染」を制作している。三谷さんは三十数年前、東京農工大学工学部附属繊維博物館(現・東京農工大学科学博物館)が一般向けに開講した「友の会」の藍染めグループに1期生として入り、その後、京鹿の子絞振興協同組合(京都市)が渋谷区で開いていた教室に通い、1993年、同組合講師の資格を取得。またニ十数年前から草木染織の第一人者、山﨑桃麿さん(84=青梅市沢井)に師事し、1996年、染織家の登竜門といわれる「全日本新人染織展」に入選。昨年10月には(財)日本手工芸指導協会主催「手工芸作品展で読売・日本テレビ文化センター賞を受賞した。

ゆかた、ジャケット、オーバーブラウス、タペストリー、のれん、ストールなど約30点出品。

《問》03−5875−3261同店。

http://beniya.m78.com/

東京にしがわ大学が6月11日にオープンキャンパス開催、参加者募集

多摩地域30市町村をキャンパスに、誰もが気軽に参加できるユニークな生涯学習を通じて、人や地域の「つながり」をつくろうというプロジェクト「東京にしがわ大学」(酒村なを学長)。メンバーがコーディネーターとなって昨年11月から毎月第二土曜日に多摩各地で多彩な授業を展開している。6月11日には「オープンキャンパス2011 教室をさがそ!」を企画していて、参加者を募集している。
「教室をさがそ!」は多摩地域で教室になりそうな場所を探し、街の新たな魅力を発見するフィールドワークイベント。2人1組となって教室を探す「さがし隊」、自分の地域で場所(教室)を開く「ひらき隊」、Win Center たましん事業支援センター(立川駅北口徒歩5分)に設ける特設会場で「さがし隊」の活動をスクリーンで追いながら応援する「みてみ隊」の3コースある。 当日は10-11時=オリエンテーション、11時-16時半=フィールドワーク、17-20時=報告会と交流会。
▼さがし隊 当日割り振られた2人1組で、市町村を散策して、街の人に話を聞き、食事や買い物、見学などをして、教室にふさわしい場所を見つけたら名前をつけ、携帯電話で写真を事務局に送信する。夕方、会場に戻って、報告し、他の参加者と語り合う。60人募集(にしがわ大学の学生登録後、申し込む。小学生以下は保護者同伴)。参加費1500円(交通費、食費、入場料などは自己負担)。
▼ひらき隊 自宅や店舗、オフィスを開放する。にしがわ大学の学生登録後、6月4日までに事務局に申し込むと、当日、マップに情報が掲載され、「さがし隊」が訪ねてくることも。参加費無料。
▼みてみ隊 会場で、大型プロジェクターにより映し出されるマップ上に、さがし隊から送られてきた写真が順次アップされていくのを見る。ツイッターでの応援も。報告会や交流会にも参加できる。20人募集。500円(ワンドリンク付き)。
《問》090-8105-8434事務局(問い合わせのみ)。

《申》【http://www.tokyo-nishigawa.net/experience/

 

■中西和展

6月4-26日(月、火曜休み)13-19時、ギャラリー・フェイストゥフェイス(吉祥寺駅公園口徒歩5分)。中西和(むつみ)さんは(63)は金沢市立美術工芸大学油絵科卒業。東京を中心に全国で個展を開くほか、書籍表紙、カレンダー原画、壁画、旧郵政公社はがき原画制作など幅広く活躍している。新作を中心に柔らかな色彩で描いた身近な静物約15点を出品。写真は「山芍薬(ヤマシャクヤク)」。
《問》0422-70-0885同ギャラリー。
http://ftf2000.com/gallery/Gallery_Face_to_Face_gyarari_feisu_to~u_feisu/Gallery_Face_to_Face.html

■田畑広・悟史ステンドグラス親子展

6月1-8日11-18時(最終日16時半まで)画廊岳(国立駅南口徒歩3分)。田畑さんの8回目の親子展。創作ステンドグラス作品を出品。
《問》042-576-9909同画廊。
http://kunitachi.shop-info.com/cgi/units/index.cgi?siteid=kunitachi&areaid=36236&unitid=gaku

■能條由美子展−日々の暮らしの中で−

6月2−7日11−18時(最終日17時まで)アートスペース88(国立駅南口徒歩3分、ファッションコージブランコ)。能條さん(国分寺市東元町)が油彩、水彩、鉛筆画で描いた幼児の顔や静物、裸婦などを出品。
《問》042−577−2011同スペース。
http://kunitachi.shop-info.com/cgi/units/index.cgi?siteid=gallery&areaid=36236&unitid=artspace

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