9月2011

■オルガン見学会

 

9月25日15時(14時半から受け付け)国際基督教大学礼拝堂(武蔵境駅南口バス、ICU下車)。同大オルガニスト・菅哲也さんによるパイプオルガンについての話と演奏がある。初来場者は終了後、試奏することができる。入場無料。未就学児は入場できない。

《問》0422-33-3330同大宗教音楽センター。

http://subsite.icu.ac.jp/smc/

■田浦信勝展

 

9月22-28日12-18時(最終日17時まで)リベストギャラリー創(吉祥寺駅中央口徒歩5分)。洋画家で舞台美術家でもある田浦さんが、繊細で写実的な油彩作品を出品。

《問》0422-22-6615同ギャラリー。

http://www.libestgallery.jp/

■ 50周年記念 東京美術協会展

 

 

9月22-27日11-18時(最終日16時まで)コート・ギャラリー国立(国立駅南口徒歩1分)。同協会(事務局・小金井市)の会員34人のほか、招待作家として陶芸家・岡野法世さん、人形・彫刻家の友永詔三さんらも出品。

《問》042-573-8282同スペース。

http://www.courtgallery-k.com/index.html

■田中俊行展

 

9月22-27日11-18時(最終日17時まで)アートスペース88(国立駅南口徒歩2分)。田中さんが油彩を出品。

《問》042-577-2011同スペース。

http://www.courtgallery-k.com/artspace88.htm

■第2回三鷹コミュニティシネマ映画祭~35mmフィルム上映会

9月23-26日、三鷹産業プラザ(三鷹駅南口徒歩8分)。三鷹コミュニティシネマを夢見る会、まちづくり三鷹主催。

▼ 23日13時10分=三鷹コミュニティシネマを夢見る会セレクト「押井守監督特集」(インターネット予約完売)。「機動警察パトレイバー 劇場版」(1989年)「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995年)上映。押井守監督のトークショーも。当日2000円。

▼ 24日13時10分=三鷹オスカー一日だけ、復活!! 第3弾「夢見る少女たち」。「地下鉄のザジ」(ルイ・マル監督。1960年)「アリス ALICE」(ヤン・シュヴァンクマイエル監督。1988年)上映。前売り1600円、当日2000円。

▼  25日10時10分=平成23年度優秀映画鑑賞推進事業“モノクロで見るサスペンス映画の迫力”サスペンス映画特集・黒白篇。「黒い画集~あるサラリーマンの証言~」(松本清張原作、堀川弘通監督。1960年)「白い巨塔」(山崎豊子原作、山本薩夫監督。1966年)上映。前売り800円、当日1000円。

▼  26日10時10分=平成23年度優秀映画鑑賞推進事業“モノクロで見るサスペンス映画の迫力”サスペンス映画特集・南北篇。「張込み」(松本清張原作、野村芳太郎監督。1958年)「飢餓海峡」(水上勉原作、内田吐夢監督。1964年)上映。前売り800円、当日1000円。

前売りはインターネット(23日分除く)、みたか観光案内所(三鷹駅南口前)、まちづくり三鷹(三鷹産業プラザ2階)で販売。

《問》0422-40-9669三鷹コミュニティシネマを夢見る会事務局(まちづくり三鷹内)。

http://cinema.mall.mitaka.ne.jp/

■花村泰江 木版・銅版・コラグラフ展

9月15-25日11-19時(23日14時半から)Gallery SATORU 惺(さとる=吉祥寺駅公園口徒歩8分)。花村さん(44)は筑波大大学院修士課程芸術研究科修了後、ドイツのブラウンシュバイク芸術大に留学。個展、グループ展を多数開催。帰国後の1996年以降に制作した木版画、木版コラグラフ、銅版画(エッチング・アクアチント)、銅版画(ヘイター法)、モノタイプなど様々な技法の代表作と新作を出品。写真は「空模様Ⅲ」(木版画=水性木版・油性木版、凹版刷り。1998年)。

《問》0422-41-0435同ギャラリー。

http://gallerysatoru.com/

観世流能楽師・中所宜夫の「能楽雑記帳」

 

   第五回「天鼓」その後

 

 

「天鼓」について書いてきましたが、そのことをいろいろな所でお話しするうちに音阿弥元重という人が、大きく浮かび上がってきました。

まず1441年(嘉吉元年)6月24日の第六代将軍・足利義教暗殺の日を見てみましょう。この日、播磨・美作・備前の守護大名・赤松満佑は松囃子という赤松氏に伝わる舞を献上するということで、将軍とその側近たちを自邸に招きます。松囃子という固有の芸能を伝えていることも大変興味深いのですが、この席に満佑は音阿弥の演能を用意していたのでした。曲目まで分かっていて長らく廃曲であったのを最近復曲した「鵜羽(うのは)」という曲なのです。ウィキペディアによれば「鵜羽」演能中に将軍暗殺がなされたそうですから、それが原因で廃曲になっていたのだと思います。さてこの音阿弥が、将軍暗殺について全く知らずに舞台に上がっていたかというと、どうもそんなことはないようなのです。ウィキペディアの「音阿弥」の項目の中に注目すべき一文があります。永享9年(1437年)のことです。

 

我が世の春を謳歌する音阿弥であったが、一方で同9年、突如義教の勘気を蒙っている。この事件は貞成親王の耳にまで届き、「不定之世毎事如此」と驚嘆させしめたが、赤松満祐のとりなしで十日ほどで許されている。

 

即ち赤松満祐と音阿弥はかなり親しい間柄であったということです。であればこの日の演能に関しては音阿弥が松囃子を含めて全面的にプロデュースしていたことでしょう。音阿弥がシテを務める能が最初の演目だとは考えられませんから、その前座に元能と元雅遺児の少年による「天鼓」が舞われていたということも、十分ありそうなことに思えてきました。三世十郎太夫と音阿弥は後に興福寺の勧進能で、ともにシテを務めることもあったのです。音阿弥を本家を乗取った悪人、という印象でとらえているとどうも違うようです。

 

将軍義教に「天鼓」を見せる

 

さてその「天鼓」演能の前段、父王伯が打った鼓の音が響き渡ったとき、後漢の帝は目に涙を浮かべるのですが、件の将軍は涙を流したのでしょうか。

私はその舞台を見ていないのですが、観世流シテ方・橋岡久馬さんが「天鼓」をなさった時に、その場面で作り物の羯鼓台から横にヒョイと顔を出して正面を見込んだ、という記事を読んだことがあります。おそらくはそこに後漢の皇帝を見ていたと思うのですが、伝えられる多くの型付けをご存知だった方ですので、即興でなさったのでなければ、ひょっとしたらそこには驚くべき一瞬が遠い過去から立ち現れたのかもしれません。

出家の身ながら一度引退した一座に教え子の甥とともに身を預けた元能。兄の仇である義教の前で父の化身に変じて、渾身の舞台を勤めている。「君も哀れと思し召して。龍顔に御涙を浮かめ給ふぞ有難き」。もし将軍が涙を流すようならこれまでの芸道の精進がそこで一気に報いられる。後シテの少年の登場の際の言葉は、二通り用意されていて、将軍が心を動かすようなら「あら有難たの御弔いやな」と始まる一節、そうでなければ「あら恨めしの御事やな」と始まる一節。さてその成否は如何に、と思わず能面の中から見所正面を伺う。

いやいや、これはしかしあくまでも私の空想なのです。

そしてまた、音阿弥が義教暗殺に一枚かんでいたと考えれば、暗殺後にその地位を失うことなく、天下に名人の誉れを称えられ続けたことも納得がゆきます。世阿弥でさえ三代将軍・義満亡き後は、一方ならぬ苦労をしています。義教の寵愛を一身に受けて地位を築いた音阿弥が、どこからも指弾を受けなかったならば、そこにやはり何か公然たる事情があったと見るべきでしょう。さらに、暗殺後の一連の混乱を経て、八代将軍・義政が八歳で就任し、やがて十代後半、父義教に憧れて強権を発動しようとしていた一時期、そして政治に倦んで寛正の大飢饉や応仁の乱をよそに造園事業や演能に耽溺(たんでき)してゆく時代、観世座は将軍家お抱えとしての不動の地位を確固たるものにしてゆきます。この後、戦国大名たちに能が愛好されてゆくのも、内容面での充実もさることながら、この音阿弥の政治力に負うところが非常に大きいのです。

 

将軍義政に「天鼓」を見せる

 

さて前回の最後に書きました、1465年(寛正6年)3月9日の音阿弥の「天鼓」です。前回は、我が世の春を謳歌して昔を思いながら「天鼓」に臨む音阿弥を想像していたのですが、義教暗殺に無関係ではなかったと思い至った瞬間、いやいやこの時の「天鼓」はそんなものではなかったのではないかと思うようになりました。ひたすら芸道の精進と一座の繁栄に心を砕いてきた音阿弥です。その人の目に今の将軍義政と社会のあり様はどのように映っていたでしょうか。当時飢饉と災害が頻繁に起こり、特に4年前の寛正の大飢饉は都に深刻なダメージを与えました。数え歳で30の義政。正妻の日野富子との仲も長男を早世させて以来気まずく、飢饉の最中に花の御所を改築して猿楽と酒宴に耽溺している。そのような中で「天鼓」を舞ったのです。この人の目には2年後に始まる応仁の乱も薄々見えていたのではないでしょうか。応仁と改元される前の1467年正月2日に亡くなっています。

さて「天鼓」をめぐってのお話を序破急の3回で書いたのですが、新しい気づきもあって、もう一回書き足した形となりました。ところでこの文章を書いているのは、9月4日午後1時半です。夕方には京都・法然院で「第2回イーハトーブプロジェクトin京都 能楽らいぶ『光の素足』」を上演いたします。法然院は東山の一画、鹿ケ谷にあり、銀閣寺の南隣にあたります。往時、義政や元重が行き交ったであろう場所を、訪れる不思議さを思わずにはいられません。

 

【中所さんの舞台】

◆緑泉回例会 能「通小町」 9月19日13時、喜多六平太記念能楽堂(目黒駅西口徒歩7分)。6000円(学生3000円)。

◆名古屋九皐会(きゅうこうかい) 能「松風」 10月1日13時、名古屋能楽堂(名古屋市営地下鉄鶴舞線浅間町駅徒歩12分)。5000円(学生2000円)。

《問》042-550-4295中所宜夫能の会。

 

【編集部から】 このたび中所さんは、文部科学省が指定する重要無形文化財「能楽」の総合指定保持者の認定を受けられました。お祝いを申し上げます。

■ミクロポディウム 大人のためのひとり人形芝居

 

9月23日14時、17時、ギャラリー青らんぎ(武蔵野線新小平駅、または西武線小川駅徒歩8分)。ミクロポディウムは、ハンガリーのブダペスト国立人形劇場の一員でもあるレナート・オンドラシュさんが演ずる独特な人形と操作法によるひとり人形芝居。今回が7度目の来日になる。せりふは一切なく、クラシック音楽にのせて小さなステージの上でユニークな人形たちが可憐に動く「STOP!」(写真)ほかを上演。各回50人。要予約。3500円(高校生以下2500円)。小平こども劇場と東村山子ども劇場主催。

《申》042-347-7211小平こども劇場。

■ゆめこらぼトークサロン「『路地裏の人権』を考える」

9月21日18時-19時半、ゆめこらぼサロンコーナー(西武新宿線田無駅南口徒歩3分、イングビル1階)。元読売新聞記者で財団法人人権教育啓発センターの田中正人さんを囲み、身近な人権について考える。西東京市内在住、在勤の10人募集。無料。

《申》住所、氏名(ふりがな)、電話番号を、電話042-497-6950、またはFAX042-497-6951、またはEメール yumecollabo@ktd.biglobe.ne.jp で、9月19日までに送る。

《問》042-497-6950西東京市市民協働推進センター。

http://www.yumecollabo.jp/

■ART・FESTA2011

9月18-25日13-17時、宇フォーラム美術館(国立駅南口、東循環バスまたは立川駅南口行きバス、三小前下車)。石川真理江さん、矢崎宏司さんらプロとアマチュアのアーティスト23人が、絵画、工芸品、写真などを出品。入館料無料。

《問》042-580-1557同館。

http://u-forum.jp/

 

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