絵画でたどる「生誕100周年 串田孫一」 1月17日まで小金井市立はけの森美術館で開催

「ひとりでやまへいったケン」(福音館書店「こどものとも」1961年8月号)
自然を愛し、1958年から亡くなるまでの47年間、小金井市に住んだ哲学者で詩人、エッセイストの串田孫一(1915ー2005)。その足跡を、油彩画、スケッチ、絵本原画などでたどる「生誕100年周年 串田孫一」が、1月17日まで中村研一記念小金井市市立「はけの森美術館で開催されている。
串田は東京都に生まれ、中学時代から山登りを始め、東京帝国大学哲学科在学中から山岳誌などで詩や随筆を発表。1938年、大学の山岳部での活動から生まれた処女短編集「白樺」をが出版。東京外国語大学で教える傍ら、1958年、詩人・尾崎喜八らと山の文芸誌「アルプ」を創刊し、83年の終刊まで編集責任者を務める。東京外国大学を退官した1965年から30年間、1500回にわたり、FM東京の番組「音楽の絵本」のパーソナリティーを務めた。
著作は山岳文学、画集、小説、人生論、哲学書、絵本、翻訳と多岐にわたり、その数は500冊以上にのぼる。
▼ギャラリーコンサート=12月19日、1月9日14-15時。小金井市民オーケストラ有志が出演。各日先着20人。無料(ただし観覧券必要)。
1月17日まで10-17時(入館16時半まで)開館。
休館日は毎週月曜日(ただし1月11日開館、12日休館)と12月28日-1月4日)。
観覧料500円(小中学生200円、未就学児と障害者手帳持参無料)。
武蔵小金井駅南口から徒歩15分。
《問》042-384-9800同美術館。
【https://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/shiminbu/shiminbunkaka/hakenomori/hakenomori_top.html】
2015年11月29日 9:48 AM | カテゴリー:多摩のトピックス