素材にこだわったつゆ、季節感を大切にしたメニューが人気のそば処(八王子・中清)

北風の冷たい冬のある日、八王子市に八木町にある「そば処 中清」へでかけた。
この時期に人気が高いと聞いて「野菜あんかけうどん」(950円。そばもあり)を注文。ニンジン、タマネギ、きのこ類などの野菜がたっぷり入っている。
野菜のほかにはエビ、あさり、イカなどの海の幸や油あげが入り、それぞれが湯気の上がる器の中で、奥深い味わいを引き出している。
うどんとの相性も抜群で、冷えた身体がぽかぽかと温まった。

 

 

店主の仁田幸弘さんは幼い時から食べ物や調理に関心があったという。
そば屋でアルバイトをした際、そこで食べたそばと出汁が美味しかった。
「どうしたらこの味がでるのかという気持ちがその時に生まれました」と振り返る。
店主から勧められたこともあり、日野市内で修業をはじめた。
11年あまりの修業の後、1991年に同店を開いた。

つゆにこだわり、その出汁(だし)取りを大切にしている。
出汁作りの素材のひとつ、昆布は北海道知床特産の天然羅臼昆布を使う。
肉厚の昆布を火加減に気を配りながらうまみだけを取り出す。カツオブシも吟味、素材のいいところを引き出したいと丁寧に作っている。

 

 

二八そば(650円)は、自家製粉石臼挽き。
吟味したそばの実を同店の玄関の横に置かれた石臼でひいて作っている。
香りと味わいが共に濃く、多くのファンがいる。
また、越後もち豚を使った「かつ煮定食」(1100円)は、肉が柔らかいと評判でこれを楽しみに訪れる人も。
さくさくの衣と風味豊かな小海老のかき揚げ丼(1150円)も人気がある。

メニューの中に季節感を出すことにも仁田さんは気を配っている。
春には駿河湾でとれた桜エビとタマネギのかきあげが登場。
天ざる(そば・うどん。1280円)は通年、人気が高い一品だが、ベースのエビ、ナス、カボチャの天ぷらに旬のものを加えている。
春は山菜、夏はアスパラ、秋はきのこ類、冬にはマイタケや時にはフキノトウなどが登場することもあるという。
「大切にしていることは食材の安全と清潔さ。それから信用ですね。いい加減なものは作らないという思いです」と仁田さん。
作り手の気持ちが通う店は会社員、女性同士、家族連れと幅広い年代が訪れる。
毎年2月には高知県の四万十川の「川のり」が届き、天ぷらにして香りと味を楽しめる。


住所 八王子市八木町7−6第3井上ビル1階(八王子駅北口バス、本郷横町下車)。
電話 ℡042−628−5022
営業時間 11時から16時、17時から20時営業(水曜休み)。

 

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